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【20年冬ドラマ】平均視聴率ランキング&総まとめ

どうも!マスゴミテレビ局員Tです!
今日は「【20年冬ドラマ】平均視聴率ランキング&総まとめ」をお届けします。

今年の「冬ドラマの平均視聴率ランキング」を発表。
さらにそのデータを基に、現役テレビマンの目線で各ドラマを徹底考察します。

春が来る前に、冬ドラマをおさらいしておきましょう。

■20年冬ドラマの視聴率ランキング

20年冬ドラマの全話平均視聴率ランキング(関東/世帯)はこのようになりました。
ちなみに「初回視聴率」の()内は「トップ10内ドラマの初回視聴率での順位」です。
そして「平均視聴率」の()内は「初回順位から順位が上がったか、下がったか」を表しています。

順位タイトル放送局平均視聴率初回視聴率
テセウスの船TBS13.4%
(↑)
11.1%
(4位)
恋はつづくよどこまでもTBS11.6%
(↑)
9.9%
(6位)
トップナイフー天才脳外科医の条件ー日本テレビ11.3%
(↓)
13.0%
(1位)
絶対零度~未然犯罪潜入捜査~フジテレビ10.0%
(↑)
10.6%
(5位)
ケイジとケンジ 所轄と地検の24時テレビ朝日9.9%
(↓)
12.0%
(2位)
知らなくていいコト日本テレビ9.5%
(↑)
9.4%
(8位)
病室で念仏を唱えないでくださいTBS9.0%
(↓)
11.3%
(3位)
シロでもクロでもない世界で、パンダは笑う。読売テレビ/日本テレビ8.1%
(↓)
9.5%
(7位)
駐在刑事 Season2テレビ東京7.6%
(-)
8.6%
(9位)
10アライブ がん専門医のカルテフジテレビ7.1%
(-)
8.4%
(10位)

順位はこのようになりました。
あなたが観ていたドラマは何位にランクインしましたか?

ここからはこのランキングをもとに、トピックを挙げて考察していきたいと思います。

■「テセウス」「恋つづ」の大ヒット

なんとTBSのワンツーフィニッシュとなりました。
TBSのドラマは本当にすごいですね。
どちらのドラマも初回視聴率からぐんぐんと数字を伸ばしていったことがポイントです。
特に「恋つづ」は6位から順位を4つも上げています。

特にテセウスの船」の最終回視聴率は19.6%と、なんと20%に迫る勢い。
この数字は、昨年大ヒットしたドラマ「あなたの番です」の最終回19.4%を超える凄まじい数字です。
早くも今年1番の大ヒットドラマになる予感ですね。

【テセウスの船】
殺人犯の息子として辛い人生を送ってきた主人公(竹内涼真)が、父(鈴木亮平)が殺人を犯す少し前の時代と場所にタイムスリップ。
しかし、父の人柄に触れ「父は冤罪だった」と確信。未来を変えるために、そして真犯人を捕まえるために奔走するストーリー。

はじめこそ「不自然な特殊メイク」「主人公がウザい」「設定がむちゃくちゃ」などと批判する声もありましたが、回を追うごとに考察が過熱
この流れも「あなたの番です」と似ているんですよね。
「黒幕は誰なのか?」「動機は何?」「最後主人公はどうなる?」などSNSでの考察も楽しい作品でした。

しかし、「あなたの番です」とちがうのは「原作漫画」が存在すること。
つまりなんとなくの展開と黒幕について、原作ファンは知っている訳ですよね。
しかし、漫画とドラマで「黒幕が異なる」と明言されてから、考察合戦はさらに加速!

このやり方は上手ですよね。
原作のあるドラマは元々原則の固定ファンもいますし、原作の評判でドラマの成功がある程度担保されています。
オリジナルドラマは視聴者にどう評価されるか分からないですが、その分爆発力と誰も結末を知らない強みがあります。

「テセウス」は両方の良い所を取っているスタイルですね。
今回のドラマは原作にある程度忠実に描きながら、黒幕を変更していました。
しかもそれをきちんと明言したことで、何も知らない視聴者は純粋に考察できますし、原作を知ってる視聴者も原作と黒幕が違うので考察できます。

今後、同じような手法をとるドラマが増えそうな気がします。

最終回の駆け足感とエピローグの短さ、特に伏線を張っていた訳ではない黒幕としょぼい動機。
風呂敷を広げたサスペンスやSFにありがちな尻すぼみ感は否めませんでしたが、全体的によくできたドラマでした。
原作のラストを知りたくなる作品です。

考察合戦が巻き起こった「テセウス」と異なり、ゴリゴリの「恋愛ドラマ」で勝負したのが「恋つづ」でした。
恋つづの初回視聴率は9.9%と2桁を切っていたのに、最終回視聴率はなんと15.4%。
テセウスには及ばないまでも、回を追うごとにストーリーが視聴者に支持された結果ですね。

【恋はつづくよどこまでも】
看護師を務める主人公(上白石萌音)が大好きで憧れ、だけどドSな医師(佐藤健)と恋に落ちるラブストーリー。

とにかく佐藤健さんがカッコイイんですよね!
妻と一緒に観ていたんですが、突然のキスシーンなどで妻がいちいちキュンキュン・ギャーギャーうるさいんですよね。
ただ、男から見てもカッコイイので、何も言えません。

ストーリー自体は「恋に仕事に全力で頑張る主人公」という非常にオーソドックスなもの。
しかし、それゆえに何のストレスもなく観れて、純粋に主人公を応援できるんですよ。
テセウスの主人公には、「なんでこんな事すんの!?」と何度イライラさせられたか分かりません・・・

そういう意味でも同じTBS制作ですが、まったく異なる手法で成功した2作品です。
ちなみに唯一の共通点は、どちらも漫画原作ということ。
「恋つづ」にも原作漫画があるので、ファンは要チェックです。

■「知らなくていいコト」の躍進

この2番組以外で順位を上げたのは日本テレビの「知らなくていいコト」。
初回視聴率は9.4%(8位)でしたが、最終回視聴率は番組最高の10.6%と2桁にのせてきました。
平均視聴率でも9.5%で6位にランクアップ!
視聴率と順位を落とす作品が多かった中、優秀なドラマだったと思います。

【知らなくていいコト】
週刊誌記者として働く主人公(吉高由里子)が、女手一つで育ててくれた母から死の間際に父親の秘密を聞かされることで様々な人生の壁にぶつかっていくストーリー。

このドラマのポイントは以下の2つ

  • 元カレ役を演じる柄本佑さんがかっこよすぎる
  • 主人公の婚約者演じる重岡大毅さんがウザすぎる

柄本佑さんが主人公の元カレ、かつ主人公と不倫関係に陥るカメラマン・尾高を演じています。
これがカッコよすぎて、「尾高ロス」まで巻き起こっているそうです。

佐藤健さんみたいなビジュアル的なかっこよさじゃないんですよね。
もっとリアルというか、大人の恋というか・・・
主人公のことが本当に好きなんだと分かるシーンの連続で、胸キュンというより「いい男だな」と惚れ惚れしてしまう感じです。
だからこそ最終回で「モヤモヤ」の声も上がってる訳ですが。

しかし世間では不倫を叩くのに、ドラマの世界になると「不倫」は美しいものとして描かれますよね。
実際「尾高ロス」が起きるほど支持されている訳で。
つくづく不思議に感じます。

そしてジャニーズWESTの重岡大毅さんが、主人公の父の秘密を知って婚約破棄を申し出る婚約者を演じています。
この元婚約者がめちゃくちゃウザい!
自分が婚約破棄を言い出したくせに、嫉妬に狂い、主人公の足を引っ張りまくります。
もう一度言います、マジでウザい!
そして視聴者にこれだけ腹立たしい思いをさせるのは、重岡さんの演技が素晴らしいからだと思います。

今、ここまでカッコ悪くウザい男を演じられるジャニーズは何人いるのでしょうか?
演技の幅広さを証明していますし、非常にイイ役をもらいましたね。

柄本佑さんと重岡大毅さん、2人の今後の活躍が期待できる作品でもありました。

■大きく順位を落とした「病室で念仏」「ケイジとケンジ」

逆に大きく順位を落としたのがフジテレビの「病室で念仏を唱えないでください」とテレビ朝日の「ケイジとケンジ」。
「病室で念仏」は順位こそ落としていますが、9%台は死守。
続編をのぞむ声もあるなど、まずまずの成功と言っていいのではないでしょうか。

残念なのが、主演の1人である東出昌大さんの不倫が発覚したテレビ朝日の「ケイジとケンジ」
ワイドショーは東出さんと唐津えりかさんの不倫ネタ1色となり、世間から鬼のように叩かれている2人。
主演の東出さんが番組のPRにもほとんど出演しない、異例の展開となりました。

ドラマは基本的に「物語のめり込んで楽しむ」コンテンツです。
ながら視聴が当たり前の現代のテレビ業界において、唯一視聴者が没入して視聴するコンテンツなのです。
だからドラマは「録画率」も非常に高いです。
万全の体制を整えてから視聴する視聴者が、バラエティよりも圧倒的に多いんですよね。

少し話がそれますが、テレビ局は2018年4月から「ALL P+C7」という指標としています。
ALLは今までの「世帯」ではなく「個人」の視聴率。
P+C7はリアルタイムの視聴率+放送後7日間のタイムシフト視聴率。
簡単に言えば、「リアルタイムの視聴率に、7日以内に録画で観られた視聴率を足しますよ」という指標に変わったのです。

これを導入して再評価されたのは「ドラマの価値」。
ドラマは「リアルタイムの視聴率と同じくらいのタイムシフト視聴率がある」と分かったのです。
単純計算すると、視聴率が倍になる作品もあるということですね。
実はこれ、ドラマ以外ではほとんど見られない現象です。
バラエティやニュース番組では、ほとんどタイムシフト視聴率はありません。

つまりドラマは視聴率的にもまだ価値があることが分かりました。
そして視聴者が「なんとなく」「何かしながら」ではなく、「わざわざ録画して没入してドラマを観ている」という事がデータでも証明されたのです。

話がそれましたが、何が言いたいかと言うと、

「出演者のスキャンダルはドラマの世界に没入する邪魔になる」ということ。

先ほど述べた通り、視聴者はドラマを録画してまで没入して真剣に観ています。
しかし、出演者にスキャンダルがあるとどうでしょう?
ドラマの世界でどんなにかっこいい役を演じていても、頭の片隅に浮かんでしまいますよね。
新鮮ほやほやなスキャンダルが。

これが芸人のスキャンダルと俳優のスキャンダルのちがいです。
真剣に観ることが前提であるドラマに出演している俳優のスキャンダルの方が、視聴者にとって重い訳です。

それでもそれを吹き飛ばすほどの演技力があればいいんです。
杏さんのお父さんである渡辺謙さんなんかはそうなんですよね。
色々ありましたが、圧倒的な演技力と存在感で作品を成立させてしまいます。

「Fukushima 50」で吉田所長を演じた謙さんは圧巻でした。

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ただ、東出さんの場合「スキャンダルが報じられたのがドラマ放送中だったこと」と「本人にそこまでの演技力がない
この2点でアウトでしたね。
「ケイジとケンジ」は初回12%で2位の好発進でしたが、最終的に5位までランクダウン。
平均視聴率も9.9%と2桁を切ってしまいました。
ドラマ製作サイドはガッカリしているんではないでしょうか。

■初回1位から3位に甘んじた「トップナイフ」

トップナイフは初回唯一の13%台で、圧倒的な首位に立っていました。
そして初回2位の「ケイジとケンジ」がスキャンダルで低迷していく中、このまま首位をキープすると思われていましたが、結果は3位。
最終回の視聴率は11.6%で、テセウスの19.6%・恋つづの15.4%に遠く及ばない数字でのフィニッシュとなりました。

【トップナイフー天才脳外科医の条件ー】
神の技術をもった天才たちが集う脳外科で、苦悩を抱えた医師たちがそれぞれ奮闘するストーリー

Tが各ドラマの初回を観終わったとき、一番面白いと感じたのは「トップナイフ」でした。
主演の天海祐希さんはじめ、広瀬アリスさん・椎名桔平さん・三浦友和さんなど豪華な出演者。
鉄板の医療もの、かつ脳外科という特異でわくわくする舞台設定。

しかし、最終回を観終わっての感想は「結局なんだったんだこのドラマ?」でした。

まずタイトルにもなっているトップナイフがなんなのかも分からない。
それぞれが抱える苦悩の描き方も中途半端。
広瀬アリス演じるドジな新人の成長もない。
恋愛要素もない。
特に大きな人間ドラマも感動もない。
そして「続きはHuluで」と言われても・・・

日本テレビ版の「ドクターX」「コードブルー」が観られると期待していたんですけどね。
数字はいいですが、続編があっても多分観ないと思います。

■「あなたの番です」になれなかった「シロクロ」

 横浜流星さんと清野菜名さんという旬な俳優のW主演、そして突飛なタイトルと世界観で話題を集めていた「シロクロ」。
しかし平均視聴率は8.1%で8位に終わりました。

【シロでもクロでもない世界で、パンダは笑う。】
謎の男・飼育員(横浜流星)と謎の女・ミスパンダ(清野菜名)が、世の中にはびこるグレーゾーンに白黒つけていくストーリー」

シロクロが放送されたのは日本テレビの日曜よる10:30~の枠。
この枠は「3年A組」「今日から俺は‼」「あなたの番です」など去年ヒットを連発した枠。
特に「あなたの番です」の伸びは異常でした。
初回視聴率は8.3%、そして一度6%台まで低迷した後、反撃変でブレイクして最終回は19.4%まで上昇。
ものすごいポテンシャルのある枠です。

しかし、前回の「ニッポンノワール」が平均視聴率8.1%と低迷。
「あなたの番です」の後、さらに豪華俳優陣を大量投入しての低迷は業界でも話題となりました。
おそらく日本テレビ的には復活を祈っての「シロクロ」だったと思いますが、平均視聴率もまったく同じという皮肉な結果に。

ドラマを観ていた人なら分かっていただけると思いますが、最終回手前は盛り上がりをみせかけていたんですよね。
実際、「主人公の父親を殺害したのは誰なのか?」あなたの番です的などんでん返しもあり面白かったんです。
この勢いで視聴率も上昇するかと思いきや、結局尻すぼみとなってしまいました。
視聴者が戻ってこなかったのでしょうか。

敗因は「ストーリーの浅さ」だと思います。
基本的に1話解決ドラマなのですが、毎話犯人が早い段階で予想できるチープな物語展開。
そして考察をする気が起きない、なんでもありの薄い世界観。
これがオリジナルストーリーの怖いところかもしれませんね。

ただ、日曜よる10:30~という良枠で、チャレンジ要素の強いドラマをかけるのは、テレビマンの目から見て非常に素晴らしいと思います。
普通は置きに行く所、鉄板作を当てるべき所ですからね。
これからも日本テレビには挑戦的な企画をぜひ当てて欲しいです。

■まとめ

改めて20年冬の全話平均視聴率ランキング(関東/世帯)です。

順位タイトル放送局平均視聴率初回視聴率
テセウスの船TBS13.4%
(↑)
11.1%
(4位)
恋はつづくよどこまでもTBS11.6%
(↑)
9.9%
(6位)
トップナイフー天才脳外科医の条件ー日本テレビ11.3%
(↓)
13.0%
(1位)
絶対零度~未然犯罪潜入捜査~フジテレビ10.0%
(↑)
10.6%
(5位)
ケイジとケンジ 所轄と地検の24時テレビ朝日9.9%
(↓)
12.0%
(2位)
知らなくていいコト日本テレビ9.5%
(↑)
9.4%
(8位)
病室で念仏を唱えないでくださいTBS9.0%
(↓)
11.3%
(3位)
シロでもクロでもない世界で、パンダは笑う。読売テレビ/日本テレビ8.1%
(↓)
9.5%
(7位)
駐在刑事 Season2テレビ東京7.6%
(-)
8.6%
(9位)
10アライブ がん専門医のカルテフジテレビ7.1%
(-)
8.4%
(10位)

コロナショックで在宅率が上がる中、視聴率をぐんぐん上げるドラマとそうでないドラマの明暗がはっきり分かれたシーズンでした。
20年春ドラマの期待度ランキングも独断と偏見で発表していますので、参考にしてください。

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以上、名もなきテレビマンの独り言でした。
ではでは

 

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